パート薬剤師の時給は高すぎる？【3000円以上も！】派遣や正社員の平均時給はいくら？時給が上がらない時にやるべきこと

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このように、薬剤師の収入面が気になる人も多いのではないでしょうか。

結論からいうと、薬剤師の平均時給は1,800円～2,500円です。しかし薬剤師は、働くエリアや業種、雇用形態によって時給相場が大きく変わるため、時給3,000円以上の高時給で働く人も一定数います。

この記事では、地域・職場・契約形態別に薬剤師の平均時給をまとめました。さらに、時給3,000円から4,000円、5,000円、6,000円、7,000円までの金額に分けて、薬剤師の仕事内容について紹介します。

「薬剤師が時給を上げるコツ」や「時給が高い大手ドラッグストアランキング」、「扶養内で働いた場合の所得税」に関して分かりやすく解説するので、気になる項目をチェックしてみてください。

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【結論】薬剤師の平均時給は高すぎる？

薬剤師の平均時給は、1,800円～2,500円ですので、全国の平均時給1,356円と比較すると「高すぎる…」と感じる人もいるのかもしれません。

なお、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、パート薬剤師の平均時給は2,414円ということが明らかになりました。

薬剤師を十分に確保できるエリア・職場で、日中働く場合は、時給2,000円前後だと考えておくと良いでしょう。一方、薬剤師の人員確保が難しい地方で、夜間・休日にも働くなら時給3,000円以上も狙えます。

（出典：バイトル）

【推移】薬剤師の時給は今後下がる可能性がある？

薬剤師の時給は、今後右肩上がりに増えていくと予測されています。実際に、政府統計ポータルサイトで公表する「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、2020年～2023年の3年間においても年収が高くなっていることが明らかです。

年度	全国の薬剤師平均年収
2023年公開 （2022年調査結果）	583.4万円 （前年より ＋2.9万円）
2022年公開 （2021年調査結果）	580.5万円 （前年度　＋15.4万円）
2021年公開 （2020年調査結果）	565.1万円 （前年度 ＋3.4万円）
2020年公開 （2019年調査結果）	561.7万円

しかし、業種や企業規模などによっては、時給が下がることも考えられるため、転職を検討している方は、今後を見据えた転職先選びをしなければなりません。

また、薬剤師一人ひとりの市場価値を高めるために、認定薬剤師の資格を取得し、キャリアアップを図る、または副業に取り組むなどの自発的な行動が必要だといえます。

下の図は、日本調剤株式会社が”薬剤師の多彩なキャリア”をまとめたものです。薬剤師のキャリア形成にはさまざまな選択肢があるので、高時給で働きたい方は参考にしてみると良いでしょう。

（出典：日本調剤株式会社 キャリアアップ）

（出典：国立病院機構 職員給与規定）

【地域別】パート薬剤師の平均時給

都心部よりも地方に行くほど、高時給な傾向にあるため、年収1,000万円超えを目指して、地方の人手不足なエリアへ引っ越す薬剤師もみられています。

必ずしも都心部の方が時給が低いというわけではありませんが、人口が少なく薬剤師の数が足りていない場合、時給を高く設定しなければ薬剤師の人員確保が難しくなるのです。

通勤が可能な範囲なら、隣の県の薬剤師求人もチェックしてみましょう！1つの県に絞って探したときよりも、もっと高時給＆好条件で働けるかもしれません。

厚生労働省『職業情報提供サイト（日本版O-NET）』の情報を参考に地域ごとの平均時給を計算しています。

【東京都（都内）】平均時給は1,800円～2,543円

比較項目	東京都（都内）	全国
就業者数	27,640人	243,650人
賃金（年収）	584.8万円	583.4万円
労働時間	160時間	164時間
年齢	38.7歳	41.1歳
求人賃金（月額）	28.8 ～ 40.7万円	35.3万円

東京都で働く薬剤師の平均月給と労働時間で単純計算すると、平均時給が1,800円～2,543円になります。

薬剤師国家試験の合格者数が多い都道府県は、東京都となっており、薬剤師の人数が多いことから、時給は低めに設定されている店舗や病院もあるのかもしれません。

【大阪府】平均時給は1,844円～2,465円

比較項目	大阪	全国
就業者数	17,780人	243,650人
賃金（年収）	632万円	583.4万円
労働時間	161時間	164時間
年齢	46.4歳	41.1歳
求人賃金（月額）	29.7 ～ 39.7万円	35.3万円

大阪府で働く薬剤師の平均月給と労働時間で単純計算すると、平均時給が1,844円～2,465円になります。

大阪府に勤める薬剤師は全国の平均労働時間よりやや少ない傾向にあります。しかし、年収は全国の平均値よりも高いことが明らかになりました。

【神奈川県】平均時給は1,909円～2,535円

比較項目	神奈川県	全国
就業者数	19,920人	243,650人
賃金（年収）	547万円	583.4万円
労働時間	155時間	164時間
年齢	39.5歳	41.1歳
求人賃金（月額）	29.6 ～ 39.3万円	35.3万円

神奈川県で働く薬剤師の平均月給と労働時間で単純計算すると、平均時給が1,909円～2,535円になります。

神奈川県の病院や店舗に勤める薬剤師は、平均労働時間が短いという特徴があります。しかし、時給換算するとほかの都道府県よりも高く設定されていることが分かりました。

【職場別】パート薬剤師の平均時給

薬剤師は、調剤薬局や病院、ドラッグストア、一般企業（製薬会社など）というように複数の職場があります。職場ごとに平均時給が大きく異なるのでしっかりと把握し、判断軸の1つにしましょう。

職場（業種）	平均時給
調剤薬局	2,000円～2,500円
病院	1,800円～2,200円
ドラッグストア	2,300円〜3,000円
製薬会社	2,000円〜2,500円

調剤薬局で働く薬剤師の時給

調剤薬局は、薬剤師の約60％が勤務しているといわれているほど、メジャーな業種。調剤薬局で働く薬剤師の平均時給は2,000円～2,500円とされています。

調剤薬局のほとんどが2,000円を超える時給で募集しており、勤務場所や内容、時間帯によっては2,3000円～2,500円ほどで働くことができます。

病院で働く薬剤師の時給

病院で働く薬剤師の平均時給は、1,800円～2,200円です。ほかの業種（調剤薬局やドラッグストア、製薬会社など）と比べると、もっとも時給が低く設定されていることが分かります。

病院薬剤師の時給が低い理由の一つとして、医師や看護師の人材確保が優先されることが挙げられます。病院は医師や看護師がいなければ経営が成り立たないため、薬剤師の優先度が下がり、時給が低く設定される傾向にあるのです。

しかし、大手の病院であれば正社員が多く、パート薬剤師は残業がなしで定期で帰宅できるメリットがあります。

ドラッグストアで働く薬剤師の時給

ドラッグストアで働く薬剤師の平均時給は、2,300円〜3,000円です。調剤薬局や病院などと比べてもっとも高時給を得られる職場だといえます。

ドラッグストアの薬剤師は、調剤業務以外にもさまざまな業務を担い、夜間や土日にも営業していることから、労働時間が長くなりやすいため、高収入が見込めます。

とくに、夜間や土日祝日など、薬剤師数を確保しにくい時間帯・曜日に出勤すれば時給3,000円以上で働ける可能性もあるでしょう。

製薬会社で働く薬剤師の時給

一般企業（製薬会社）で働く薬剤師の平均時給は、2,000円〜2,500円です。

管理薬剤師の設置が義務付けられている事業であれば、薬剤師の人員確保のために時給を高く設定する傾向にあります。

なかでも製薬会社の営業職であるMRは、成果報酬を得られるケースもあるので、高時給で働けます。しかし、製薬会社はパートやバイト、派遣社員ではなく、正社員を募集しているので、時給で働くことは難しいかもしれません。

【雇用形態別】薬剤師の平均時給

薬剤師は、パートや派遣社員、正社員、フリーランスというように多彩な働き方を実現できる職種の1つです。そして、雇用形態によって平均時給が異なることも特徴だといえるでしょう。

なお、厚生労働省『職業情報提供サイト（日本版O-NET）』のデータによると、薬剤師の雇用形態（働き方）の割合は下記のとおりです。

雇用形態（働き方）	割合
正規の職員、従業員	84.1 %
パートタイマー	22.2 %
派遣社員	9.5 %
契約社員、期間従業員	7.9 %
自営、フリーランス	4.8 %
経営層（役員等）	1.6 %
アルバイト（学生以外）	3.2 %

1.パート薬剤師の平均時給

厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると全国のパート薬剤師の平均時給は、2,414円です。

薬剤師は、男性と女性における時給の差はあまりないので、性別問わずパート薬剤師の平均時給は2,400円前後と捉えておくと良いでしょう。

2.派遣薬剤師の平均時給

派遣薬剤師の時給相場は、2,800円〜3,500円となっており、パート薬剤師よりも500円〜1,000円ほど高く設定されています。

ただし、派遣薬剤師は派遣切りに合うリスクもあるため、安定性でいうとパート薬剤師にやや劣ります。派遣先が途絶えることのないように、実績が豊富な派遣会社に登録すれば、リスクを回避しつつ高時給で働き続けることができるでしょう。

3.正社員薬剤師の年収を時給換算した場合

厚生労働省が実施している『令和３年度賃金構造基本統計調査』のデータによると、薬剤師の平均年収は580.5万円です。 このうち月給は40.4万円ですので、月間労働時間が176時間（1日8時間×22日間）として、時給換算すると2,295円になります。

単純に時給換算した場合は、正社員の時給がもっとも低いことになります。しかし、正社員の場合は、95万円ほどの賞与がプラスされるため、派遣薬剤師＞正社員薬剤師＞パート薬剤師の順に時給が低くなる傾向にあります。

（賞与を450円〜500円ほど時給に上乗せした場合）

【時給別】パート薬剤師の最高時給と最低時給

Googleで「薬剤師　時給」と検索したら、4,000円、5,000円、6,000円、7,000円などと夢のような金額が目に入ってきました。このような高時給で働くことは、現実的に可能なのかを徹底調査しました。

時給3,000円｜地方の19時以降・土日祝日

時給3,000円前後で薬剤師を募集している求人は、割と多くみられました。

おもに、調剤薬局やドラッグストアでの募集となります。勤務時間は、平日9時〜18時の間で働けるものもありました。

しかし、東京都や大阪府などでは時給3,000円代の求人が少なく、ほとんどが地方で募集されているものです。

時給4,000円｜薬剤師不足が深刻化している地域の深夜など

時給4,000円の求人も根気強く探せば見つかることが分かりました。

長野県や茨城県、宮崎県などの地方の調剤薬局やドラッグストアでは、時給4,000円の高時給で募集されているようです。

そんな風に感じたため、FOCUS WORK（当メディア）の編集部が、複数社に問い合わせてみたところ、時給4,000円で相違ないことが確認できました。

時給5,000円・時給6,000円・時給7,000円｜副業と並行

2024年2月現時点では、時給5,000円、6,000円、7,000円で薬剤師を募集している求人はみられませんでした。

医師のアルバイトであれば、時給5,000円以上の求人が複数見つかりましたが、薬剤師の場合は4,000円がもっとも高い時給だと言えそうです。

ただし、メディカルライターとして活躍する場合、執筆速度やライティングスキルが高ければ時給4,000円以上稼ぐこともできます。

薬剤師が時給4,000円以上稼ぐためには、「薬剤師×ライティング」「薬剤師×保険」というようにスキルのかけ合わせが必要だといえるでしょう。

【パターン別】パート薬剤師の平均年収はいくら？

「正社員より、パート薬剤師や派遣薬剤師の方が稼げるのでは？」という声も耳にします。パート薬剤師の時給は、平均2,414円となっており、年収にするとそれなりの収入になるのかもしれません。

ここでは、1日8時間×週5働く場合と、1日8時間×週3勤務の場合、1日5時間×週3のパターンにわけて、年収がどれくらいになるのか計算しました。

※全国の平均時給2,414円で計算します。（出典：厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」）

パターン1. 1日8時間×週5

パートでフルタイム出勤した場合は、1ヶ月で約38万円、年収約463万円となりました。パート薬剤師は、基本的に正社員のようなボーナスがないため、全国の正社員薬剤師の平均年収550万円を下回っています。

今回は、全国の平均時給で計算しましたが、仮に時給3,000円でフルタイム出勤した場合は、正社員薬剤師の年収を超えるでしょう。

パターン2. 1日8時間×週3

1日8時間、週に3回働くパート薬剤師の年収は278万円となります。月収は23万円です。「週に3回だけなら頑張れる」「副業しながらパートとして働きたい」という方にぴったりな働き方だといえるでしょう。

子育てや介護などでブランクがある場合は、1日8時間、週に5回働くのは負担が大きいので、まずは週に3回から働きはじめるのも良いかもしれません。

パターン3.1日5時間×週3

1日5時間、週に3回働く薬剤師の年収は、約173万円、月収でいうと約14万円になります。平日の8時〜13時、9時〜14時の時間帯に効率よく働くママ薬剤師も多いようです。

小さなお子様がいる場合「幼稚園に行っている間だけ働く」「保育園の短時間保育に通っている間に稼ぐ」ことができます。

ドラッグストアや調剤薬局など、薬剤師の求人は週1日〜OKのものも多いので、家庭との両立を図りながらバランスよく働くことができるでしょう。

パート薬剤師よりも派遣薬剤師の方が高時給な理由

パート薬剤師よりも派遣社員として働く薬剤師の方が高時給を得られる傾向にあります。

その理由として、派遣会社と契約をする企業の方が、薬剤師の人員確保に困っており、経営課題として挙がっているからだといえます。多くの経営資源を費やして、派遣会社へ依頼し、より高い時給で薬剤師の確保に努めているのです。

こうした理由から派遣会社が派遣先企業から中間マージンを得ているにも関わらず、薬剤師に支払われる金額がパート薬剤師よりも大きくなります。

時給が上がらない薬剤師必見！時給を上げる方法

薬剤師として働く人のなかには、時給がなかなか上がらない…。と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

薬剤師は、働くエリアや業種、雇用形態によって時給に差が生じるため、ほかの薬剤師の時給と比べて「低い」と感じることもあるでしょう。ここでは、薬剤師が最大限に時給を上げるコツを3つにわけて紹介します。

1. 時給の高い職場を探して転職する

パート薬剤師の平均時給を確認し、相場よりも低い場合は転職を視野に入れても良いかもしれません。薬剤師は、雇用形態や、業種、エリアによって時給に大きな差が開くからです。

同じ時間働いてもパート薬剤師より、派遣薬剤師の方が高時給なので、派遣社員として働く方がメリットが大きいといえます。

まずは、薬剤師に特化した転職サイトやエージェントを活用して、自宅から通える範囲内の求人を一通りチェックしてみてましょう。

2.人手不足なエリア・時間帯に働く

薬剤師は、人手不足なエリア＆時間帯に出勤すると時給が高くなる傾向にあります。

多くの人が休みをとる土日や、深夜〜早朝は3,000円以上の時給で働ける企業（調剤薬局・ドラッグストア・製薬会社など）もみられています。

また、薬剤師の人員不足に悩まされているエリアであれば、時間帯に関わらず高時給な求人が出されているのです。

事業内容によっては、店舗に1人の管理薬剤師の設置が義務付けられているので、薬剤師の人員を確保しなければ経営自体成り立たなくなります。そのため事業者は、時給が高くなってでも、薬剤師の人材を何とか確保するのです。

3.薬剤師に特化したエージェントを活用する

薬剤師に特化した転職エージェントを活用すれば、現役薬剤師や、業界に精通したプロのキャリアアドバイザーにサポートしてもらえます。

キャリアアドバイザーは、求職者を応募先の企業へ推薦したり、時給や労働条件などを代わりに交渉したりします。そのため、自ら時給の交渉をしなくとも、高時給で働ける可能性があるのです。

転職エージェントには、一般公開されている求人情報に加えて、公表すると応募者が殺到するような「非公開求人」も多く保有しています。

あなたにぴったりな求人を紹介してくれるだけではなく、面接の練習や、書類添削も完全無料で受けられることも嬉しいポイントです。

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【番外編】余裕があれば副業に挑戦する

薬剤師におすすめの副業は、メディカルライターです。メディカルライターとは、医療に関する記事の執筆をする人のことを指します。

ライティング初心者の場合は、「1文字2円〜」「1記事5,000円〜」などで依頼を受けることが可能です。ライティングスキルが高くなるにつれて、単価があがり、なかには月に100万円稼ぐライターも存在します。

はじめのうちは、クラウドソーシングサイトを活用して案件を獲得し、慣れてきたらSNSや転職エージェントなどを通して、より高単価な案件を受注すると良いでしょう。

ただし、管理薬剤師や公務員薬剤師、企業の就業規則で副業が禁止されている場合は、仕事の掛け持ちができません。副業できるか念のため確認してから、活動を開始しましょう。

パート薬剤師は交渉によって時給が上がる？

薬剤師は、転職時に時給交渉を行うことで、提示されている時給よりも高い金額で働ける可能性があります。

例えば、幅広い処方箋に対応できる、または、19時以降や土日祝日も働けるなどの価値提供をすることで、高時給で契約してもらえる可能性が高まるでしょう。

また近隣店舗の時給よりも低く設定されている場合は、転職エージェントの担当者に理由を聞いてみると良いかもしれません。

転職エージェントを活用することで、時給交渉を代行してもらえるので、これから働くことになる勤め先の従業員に直接交渉せずに済みます。

時給交渉によるデメリット

時給交渉に成功すると、提示されていた金額よりも高い給料で働くことができます。しかし、時給を上げたことで下記のようなデメリットが生じる可能性があるので、慎重に考えましょう。

転職エージェントを活用すれば、プロのキャリアアドバイザーに相場を踏まえたうえで、時給交渉を代行してもらえます。転職を機に高時給で働きたい方は、積極的に転職エージェントを活用すべきでしょう。

【3,000円以上も！】大手ドラッグストアで働く薬剤師の時給ランキング

薬剤師が働くなかでももっとも時給が高いと言われているドラッグストア。ここでは、大手ドラッグストアを3社に厳選し、時給が高い順にランキング形式で紹介します。

日用品や常備薬、化粧品などを従業員価格で購入できることも嬉しいポイントです。

1位：ウエルシアの時給｜2,600円〜3,250円

ウエルシアグループは全国に2,000店舗以上展開している調剤併設型ドラッグストアです。

ウエルシアで働く薬剤師の時給は、2,600〜3,250円と高く設定されています。店舗によって異なりますが、22時以降は時給3,250円で働くことができます。

（出典：ウエルシア薬局 全国の求人情報）

2位：クスリのアオキ｜2,200円〜3,000円＋応援手当

クスリのアオキで働く薬剤師の時給は、2,200〜3,000円となっています。クスリのアオキでは、早番と遅番に分かれており、9：00〜17：00は時給2,200円（土日祝：時給2,700円）。17：00〜19：00は時給2,500円（土日祝：3,000円）で1回につき2,000円の応援手当が支給されます。

店舗によって時給に変動があるので、最寄りの店舗の時給をご確認ください。

（出典：クスリのアオキ 全国の求人一覧）

3位：スギ薬局の時給｜2,200円〜3,000円

スギ薬局では、ほとんどの店舗が2,400〜2,800円でパート薬剤師を募集しています。なかには20時以降、時給が3,000円になる店舗もありました。

全国に1,500店舗以上展開しているので、引越し先でも働けるという点が魅力です。

（出典：スギ薬局 全国の求人情報）

高時給で働ける薬剤師に特化した転職サイト・エージェント

薬剤師は、働く場所や雇用形態によって、時給が大きく変わる職種です。

そのため、働く場所や雇用形態に強いこだわりを持って転職先選びをしなければ、同じ業務をしているのに「時給が高く稼げる薬剤師」、はたまた「時給が低く稼げない薬剤師」に分かれてしまうのです。

薬剤師に特化した転職エージェントである『お仕事ナビ』を活用すれば、高時給かつ好条件の求人を紹介してもらえるのでおすすめです。

パート薬剤師が扶養内で働くコツ

「扶養内控除」は、薬剤師がパートタイムで働く際に押さえておきたいポイントです。薬剤師は、一般的なアルバイトやパートよりも高時給で働くことができるからこそ、気をつけなければ所得税を多く支払うことになります。

扶養控除とは？

扶養控除とは、所得税の納税者（例：パート薬剤師）に一定の要件を満たした扶養親族（例：パート薬剤師の夫）がいる場合に適用される控除で所得控除の一種です。

扶養控除には「税制上の扶養控除」と「社会保険上の扶養控除」の2つの種類があり、適切な扶養控除を受けるために、それぞれをしっかり理解しておく必要があります。

（出典：国税庁「No.1180 扶養控除」）（出典：国税庁「扶養控除とは」）

税制上の扶養控除

パート薬剤師に関係する税制上の扶養控除には、「配偶者控除」と「配偶者特別控除」があります。控除額は、パート年収150万円以下を満額とし、徐々に減り、年収201万円まで控除額があります。

社会保険上の扶養控除

社会保険とは、健康保険と厚生年金保険の総称です。配偶者の社会保険の扶養に入れば、夫の負担も変わらず、妻の国民年金や健康保険の保険料負担がなくなります。

パート薬剤師が知っておくべき「年収◯万円の壁」

扶養に影響する年収の壁にはいくつか段階があります。

年収103万円の壁｜妻自身の所得税がかかる

年収103万円の壁は、夫の扶養ではなく、妻自身の薬剤師として稼いだ年収に所得税が発生することを意味します。

年収が103万円を超えると、超過分に対して、所得税がかかります。2018年以前、夫の配偶者控除を満額受けられるパート薬剤師の年収上限が103万円でしたが、配偶者特別控除が設けられてから150万円まで満額で受けられることになりました。

そのため、「103万円の壁は自身（パート薬剤師）の所得税を意識するため」の意味合いが強くなってきています。

年収106万円の壁｜保険料が年間15万円前後発生

夫の社会保険上の扶養内で働きたい場合は、約106万円と、130万円の2段階を意識する必要があります。

パート薬剤師の妻の年収が106万円以上ある場合は、勤務先の社会保険への加入が義務付けられ、保険料を年間15万円前後支払うことになるのです。

保険料が天引きされる分、手取りが少なくなりますが、将来もらえる年金が増えたり、怪我や病気で働けなくなった時に手当がもらえたりといったメリットもあります。

年収130万円の壁｜保険料が年間20万円前後発生

年収106万円の壁では、加入条件が設けられており、勤務先の従業員が101人以上の企業である場合に加入が必須となっていました。

しかし、年収130万円の壁では、すべての人が社会保険の扶養から外れます。保険料は年収130万円の場合、年間約20万円です。

年収150万円の壁｜配偶者特別控除の満額上限

パート薬剤師の年収が150万円を超えると、夫の控除額が段階的に減っていきます。妻の年収が201.6万円を超えると、夫の控除額が0になります。

（出典：年金機構 適用事業所と被保険者）（出典：厚生労働省 年収の壁・支援強化パッケージ）

結論！扶養内で働きたいなら106万円・130万円を意識しよう

社会保険は、年間に支払う金額が15〜20万円前後と負担が大きいので106万円・130万円の壁を意識しましょう。

この範囲内であれば、配偶者特別控除を満額受けられるため、世帯の手取り年収の激減を抑えることができます。

しかし、薬剤師は時給が高いので、年収170万円を安定して超えられるようであれば、扶養を気にせず世代年収を伸ばせるでしょう。

【時給はいくら？】パート薬剤師の求人例

ここでは、パート薬剤師の求人例を2つピックアップしてご紹介します。どのような求人があるのか、どれくらい稼げるのかイメージしながらチェックしてみてくださいね。

夜間当直薬剤師｜日給2.3〜2.6万円

19時〜翌am9時の間に働いて、日給2.3〜2.6万円を稼げる求人となっています。Wワークや即日勤務、ブランク、未経験者OKなどの点から柔軟な職場だと見受けられます。

仕事内容は、調剤薬局での緊急処方箋対応です。勤務時間内にくる処方箋枚数は10枚未満で患者様が来院されないタイミングで仮眠をとることもできます。

業務のスマート化推進薬局｜時給2,500円〜2,900円

試用期間が6ヶ月間設けられており、その間も同額時給・雇用形態で働くことができます。時給は2,500円～2,900円なので、比較的高く設定されているといえるでしょう。

お誕生日手当としてパート社員に4,000円支給されるなど、手厚いサポートを受けられる求人です。

薬剤師の時給に関するよくある質問

ここでは、薬剤師の時給に関連するよくある質問にお答えします。下記のなかで気になる項目があれば、ぜひチェックして疑問や不安を解消しましょう。

【まとめ】薬剤師の時給が上がらない場合は転職を検討しよう

薬剤師の平均時給は、1,800〜2,500円です。ただし、薬剤師は、雇用形態や働くエリア、職場によって時給相場が大きく異なります。

薬剤師の人材確保が困難なエリアかつ、もっとも高時給を獲得できるドラッグストアに派遣として勤めたら、時給3,000円超えも夢ではありません。しかしドラッグストアは365日24時間の営業体制である店舗が多く、深夜の勤務や休日出勤を求められる可能性もあります。

薬剤師に特化された転職エージェントで求人情報をチェックして、自分にとって理想的な働き方や収入を実現しましょう。

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